40代で住宅ローンが組めなくなるって本当?何歳までなら可能なの?

「仕事仲間や、かつて大学で一緒だった同級生が、この春にこぞって持ち家を購入しだしたんです」。
そう語るのは33歳の公務員、Aさん。
「ビックリしました…。自分では、持ち家購入なんて、まだまだ先のことだとばかり、思っていましたからね」
Aさん宅は、パートタイムで働く、かつて大学の後輩だった三つ下の奥さんと、幼稚園に通う女の子の双子の四人家族。現在は、3LDKの公務員宿舎にお住まいです。
「50㎡ですから、けっして広々とゆとりがあるわけではないですが、工夫して暮らしている分には手狭と感じることもない」。
なによりの魅力は8万円ぽっきり、という家賃負担の少なさなのだとか。さらに、「そのうち、子どもたちも、塾や習い事だと忙しくなるでしょうし、高学年になれば、学校を休ませるのも難しくなる。オフシーズンの安い時期に家族で海外旅行などに行けるのも今のうちでしょう…。使えるお金を確保しておきたいから、住宅ローンのために回す余剰金など我が家には一切ないゾ、今までは考えていたんですが…」
そんな賃貸派のAさんが、持ち家購入に気持ちが揺らいだのは、学生時代の友人のこんなコトバだったのだそう。
「40になると途端に住宅ローンが組みずらくなる、ギリギリで30代前半だぞ!というんですよね…。まさか、と思って調べてみたら、本当にそのようでした!」
金融機関で扱っているほとんどの住宅ローンの最長期間は35年。申込は70歳まで、最終返済時は80歳まで、となっているところが多いのですが、実際に70歳でローンを組もうとすれば、金融機関による審査は厳しいものとなり、45歳のとき、35年ものローンを組めるか、と言えば、簡単に貸してくれる業者はほとんどないというのが実情だとか。
「今なら、勤続年数がちょうど10年超えになります。まもなく誕生日がくると、34になっちゃうから今がギリギリ30代前半で、さらに、公務員となれば、金融機関に一応手堅い印象を持ってもらえるらしく、審査には断然有利みたいなんです。公務員宿舎の支払い8万と変わらないくらいの返済金額で済みそうな、条件のよい物件を見つけたら、即購入を検討しようと思っています!」。
Aさん、ご家族の気に入る、いい家が見つかるとよいですね!

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