ローンが残っているのに病気になっちゃった!そんな時はどうしたら?

病気で収入が減ってしまった。。そんな時に考えるのはローン。ローンの中でも住宅に焦点を当てて考えてみましょう。
まず、家を手放さない方向で行く場合を見てみます。
会社の福利厚生はどうなっていますか?会社によっては住居の支払い負担を手伝ってくれるケースやマイホーム購入貸付をしてくれるケースもあります。もしもあったら利用しない手はありませんよね!
たとえ、普段のお給料が安くても、こういった福利厚生がしっかりとしている会社であれば、なんとかなる場合もあるのです。
また、保険に入っている方は自分の保険内容の確認を!。疾病特約が付いてませんか?そしてそれに住宅ローンサービスが付いてたら、ラッキー!なんとかなる可能性があります。物によっては残金をすべて払ってくれるケースもあります。そうなると、住宅のことは気にせず病気の治療に専念できますね。(税金は払わないといけませんが。)
もう一つ、こちらは住宅を抵当に入れていないことが条件ですが、身内間で売ってしまうことです。あまりお勧めしたい方法ではないのですが、ローンが残っている段階で返済が不可能になり、自己破産も視野に入れないといけない状況になると、銀行は保証会社に、肩代わりを求め始めます。保証会社は、肩代わりした返済額を回収したいのですが、自己破産されると回収できないので、売れるものは少しでもって現金化しようとします。そこで目を付けられるのは住宅。抵当に入っていた場合、有無を言わさず業者によって差し押さえられ、競売などにかけられてしまう可能性が高いので、抵当に入っていない状態でないと、住宅を手元に置くことができません。抵当に入っていなければ、任意売却という方法を取って、身内に買ってもらう方法が取れます。
売価が、残金よりも下回ったとしても、自己破産されたら何も残らないのですから、安くでも売り払いたいと思っている保証会社を納得させられたら値切り成功。保証会社が「うん」と言わなければ失敗です。
成功すれば、買う方は、安く買えて、売る方は返済額がぐっと減ります。
もちろん信用はなくなりますのでその後、しばらくはローンは組めなくなると思ってよいでしょう。また、贈与税がかかったり、住宅控除は受けられなかったりもあります。
住宅が担保に入っていた場合は有無を言わさず売り飛ばされます。
福利厚生もない、保険もない、買ってくれる身内もいない。そんな時はもう、手放すしかありません。任意売却を手伝ってくれる業者もありますのでそこに頼んで高めに買ってもらうようにするといいでしょう。
競売にかけられた場合、安く買いたたかれる可能性もありますので、手堅く任意売却である程度の値段で買ってもらった方が安全かもしれません。残高よりも高く買ってもらえれば少しは手元に残りますし、残高よりも多少低い値段であっても売れれば売れるだけ借金は減りますから。
安易に自己破産するよりも、どうやって支払うか、または、どうやって高く売り払うかを考える方が、その後の人生を考える上で得策となるはずです。

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