あなたは大丈夫?払いすぎたローンは過払い請求を!

過払いって知ってますか?簡単に言うと、払い過ぎちゃったお金のことです。あなたが借金をしたとしましょう。その借金には当然、利子が付きますよね。その利子を法律で決められている分よりも多く払わされた状態を過払いと言います。
法律で定められた金利(10万未満は年に20%・100万未満は年18%・100万以上は年15%)を超えるだけなら刑事罰がないのです。貸付上限金利(29%)を超えて初めて刑事罰が適用されるのですが、、2つの法律で定められた金利に差があるのです。その中間こそがグレーゾーン。このグレーゾーンに入る金利で借入しているしている場合は、過払い請求を起こすことができます。
払いすぎたお金が戻ってくる!と聞くと、誰だって「よし!自分も!」と言う気持ちになることでしょう。でも、ちょっと待ってください。あなたはほんとに過払いしてるのでしょうか。
過払いの可能性がある人として、以下の人が挙げられます。
①銀行以外で借りた人。
②完済から10年経ってない人。
③3年以上返し続けている人。
です。①は、銀行は通常法定外の利子は付けませんからそこからの借金では過払いはあり得ません。
②ですが、法律で、10年で債権無効となり、返却されにくくなります。10年とは、元金完済した日から10年と言うことです。
③ですが、3年と書きましたが5年は欲しいところ。短い返済期間だと過払いが発生していないケースがあるからです。
過払い請求はメリットだけではありません。まず、業者との駆け引きが厳しいので、弁護士や司法書士などのプロを雇うことをお勧めします。簡単にはお金は返してもらえないからです。交渉が決裂すれば裁判にもなります。
また、信用情報には「完済」ではなく、「契約見直し」と登録されることから、今後業者にもよりますが貸し渋られて借金をすることのハードルが高くなることも考えられます。
しかし、もしも、業者が経営破たんでもして、再生法のお世話にでもなった場合は過払い請求しても無駄足になる可能性もでてきます。
契約書が無くなっても、いくら払ったかわからなくなっても司法書士に相談すると債務整理をしてくれますのでその経過で過払いをしているかどうかわかりますので、心当たりのある方は一度司法書士に相談してみてはどうでしょうか。金額によってはデメリットを上回る大金の場合もありますので、ただ諦めるのはもったいない気もしますよ!

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